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事業紹介
地震対策
STRUCTURAL
制震装置 BOSHIN
構造体に負担をかけず粘り強く揺れに抵抗し、形状を復元するという
とても欲張りなコンセプトで開発された制震補強金具です。
「ボウシン」は地震の揺れに抵抗、減衰をし、巨大地震で歪んだ建物を「復元」して、
地震からあなたの大切な家族、財産を守ります。
BOSHINについて
出回っている製品は固めるか減衰するかのいずれかの金物で、残念なことに「復元」するという機能はありません。
何より、従来の構造・工法にプラスするだけですので、コストもとってもリーズナブルです。コストパフォーマンスNO.1の制震補強、それが『BOSHIN』です。
ボウシンは、自動車のサスペンションのように、揺れを柔らかく吸収し、柱や梁に衝撃を与えません。
また、歪みを戻す形状復元能力に優れています。(特許第4195462号)
木造住宅の地震対策の違い(耐震・制震・免震)
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耐震(建築基準)
地震の力に対して、構造体の力で耐える技術。構造を丈夫にし、地震力を受けても倒壊しないようにしている。耐力壁を配置し、筋交いなどを設けることで、建物の各部分が破壊しないだけの強度を確保している。すべての建築物に必須の要素であり、繰り返しの地震においては、破壊は進行していく恐れあり。木造住宅における現状の耐震基準は、震度6程度の地震1回では倒壊しない事を定めている。
- 建物の揺れ抑制
- ×加速度は低減されない
- 価格
- 基準
- 地盤の制限
- ◎制限なし
- メンテナンス
- ◎不要
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耐震+制震
地震動をエネルギーとして捉え、建物自体に組み込んだエネルギー吸収機構(ボウシン等)により地震が入力しても抑制する技術。
建物の揺れを抑え、構造体の損傷が軽減されるため繰り返しの地震に有効。
大規模建築物に採用する事が多かった、近年では戸建て住宅への効果も検証され、採用する例が急増している。- 建物の揺れ抑制
- ◯加速度が低減される
- 価格
- 免震に比べて、安価
- 地盤の制限
- ◎制限なし
- メンテナンス
- ◎不要
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耐震+免震
地盤との絶縁などにより、地震力を受けないようにする技術。基礎部分にアイソレータやダンパーを敷き、その上に建物を設置することにより、地盤の揺れに建物が追随しないようにしている。
あらゆる規模の建築物に有効だが、地盤と絶縁する為、強力な台風や竜巻により倒壊する可能性がある。また、津波に押し倒される可能性もあり、前述の台風や竜巻が起こっている時に地震が起きると、更に倒壊の危険性が高まる。- 建物の揺れ抑制
- ◎加速度は大幅に低減される
- 価格
- 制震に比べて、高価
- 地盤の制限
- ×軟弱地盤では適していない
- メンテナンス
- ×定期点検あり
ボウシンの特徴
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ステンレス3枚バネだから強い
板バネは厚さ5mmのステンレス3枚板。高い耐久性を実現しました。
バネ形状による減衰で揺れを抑える
3枚バネが柔らかく衝撃を吸収します。また、それぞれの3枚バネが異なる弓形の弧を描き、3枚バネの相互干渉で生じる座屈抵抗がブレーキとなり、それぞれ3枚バネの縮みや伸びの作動を制御することで振動を抑えています。
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ボウシン取付けイメージ
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3枚バネによる復元力で粘る
ステンレスの靭性(粘り強さ)と、3枚バネの元に戻ろうとする力を利用。また、ボウシンを構造材の4隅に設置し円形にすることで、更に復元力が得られます。
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施工時間が簡単
柱と梁桁、柱と土台の交点に設置します。コーチボルトで固定するだけの簡単施工のため、取付け時間が大幅に節約できます。
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新築でもリフォームでも対応
場所を選ばないコンパクトな制震金具だから、新築からリフォームまで幅広く対応します。
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メンテナンス不要で安心
材質はステンレスなので高い防錆効果を維持します。
弊社から「BOSHIN」をご採用いただき、規定どおり施工された建物については、万が一の場合に備えて、一般社団法人 ハウスワランティによる制震性能保証を付けられます。
免責事項なども含め、詳細については弊社までお問い合わせください。
試験結果からみるボウシンの力
動的試験の結果、30%以上の減衰効果が認められました。
動的試験で+200mm、-200mmの揺れに耐える粘り強さが確認されました。ボウシンの3枚バネが地震の衝撃を吸収し、それぞれのバネの相互干渉で熱エネルギーに変換して揺れを約30%軽減します。つまリボウシンは、地震の振れを吸収し、発散させることにより構造体の耐力を長持ちさせる特性があります。それは、繰り返しやってくる余震に対しても継続的に制震効果を発揮することを示しています。
試験:住宅構造研究所
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動的試験にて
試験体を揺らした範囲を記録したグラフ -
計測結果から求めた減衰力を示すグラフ
静的試験の結果、
構造用合板の変形限界を延命し、
高い復元力を確認できました。
に減衰・軽減しました!
静的試験の計測結果を示すグラフ
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ボウシンの靭性で構造用合板の
変形限界を60%延命通常、構造用合板は100mm程度変位した地点(破線①の示す位置)で、釘が曲がったり、釘穴、ビス穴が広がり構造体の耐力の低下を招きます。
しかし、ボウシンを設置した試験体では160mm地点(破線②の示す位置)まで合板の破壊を延命しています。 -
ボウシンの強さが続く
試験体において構造用合板が160mm地点(破線②の示す位置)で破壊されました。通常、ボウシンを設置しない構造体はそこで降伏してしまいます。
しかし、その後もボウシンの耐力だけで約14kN(破線③の示す位置)の衝撃荷重に耐え続け194mm変位させても(破線④の示す位置)抵抗力を維持していています。これは、ボウシンが非常に「靭性(粘り強さ)」が高いことを示しています。 -
194mm変位からの復元
最大約24kN(破線⑤の示す位置)の衝撃荷重に耐え194mm変位した後、元の0地点まで復元したことから、ボウシンの高い復元力が証明されました。
関連動画
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BOSHINプロモーションビデオ
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