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事業紹介

地盤改良

GROUND IMPROVEMENT

HySPEED(350)工法【ケーシングタイプ】

HySPEED(350)工法は、HySPEED工法の利点を活かし、施工スピードアップ・無排土施工を目的に開発された地盤改良工法です。
SVヘッドを先端に取り付けたケーシングを用いて、無排土で地盤を削孔し、
SVヘッドから排出した砕石を打ち戻し施工によって締め固めて地盤を補強します。

HySPEED(350)工法【ケーシングタイプ】について

施工工程

  • 1. 貫入工程

    土を排出せず、周辺地盤を締固めながら連続的に掘削を行います。

    ※条件によっては少量の土が排出される場合があります。

  • 2. ケーシング引き上げ工程

    ケーシング内に砕石を投入し、左回転を伴いながらケーシングを50㎝程度 引き上げます。
    砕石が先端より排出され、空間が砕石で満たされている事を確認します。

  • 3. ケーシング圧入工程

    2.の工程で引き上げた高さと同じ深度まで、左回転を伴いながらケーシングを圧入します。

  • 4. 砕石パイル完成

    2.3.の工程を繰り返しながら地表面まで砕石パイルを構築します。(打ち戻し施工)

砕石量センサーにて砕石量の見える化を実現

先端から排出する砕石量をセンサーでリアルタイムに管理することで砕石量の見える化を実現しました。下図の管理装置上部に取りつけているランプの色が投入された砕石量に応じて変化します。施工時には、下図のランプや管理装置を見て砕石量を確かめながら施工を行います。 HySPEED(350)工法では、1本ごとの砕石量の管理ではなく、各層ごとに管理することが可能です。
また、各層ごとのデータを出力した砕石量管理グラフより断面的に見てどれくらい砕石が入っているのか視覚的に確認することが出来ます。
右のグラフは品質管理の上でも必要なデータとなっています。

現場のICT化「タブレットアプリを用いた施工品質管理」

施工品質・精度向上のために自社開発のタブレットアプリを使用しています。
アプリでは、物件情報・現場写真などの数値管理が可能です。
現場写真の撮り忘れ・偽造防止効果、管理業務時間の短縮効果があり、働き方改革が実現できます。

適用範囲

HySPEED(350)工法の鉛直支持力については、建築技術性能証明(GBRC性能証明第 17-30号)を取得しており、適用範囲は下記の通りです。

砕石パイルの寸法

直径 Φ350mm
施工深さ 最大深さ7.0m、補強体の長さ1.0m~7.0m
置換率 0.018~0.385以下
打設ピッチ 0.50~2.30m

使用材料

粒の大きさの範囲 Φ5mm~20mm
種類 ■コンクリート用砕石4020
A,B(JIS A 5005 コンクリート用砕石および砕砂)
■コンクリート用砕石2005
A,B(JIS A 5005 コンクリート用砕石および砕砂)
■単粒度砕石S30(4号)(3020) (JIS A 5001 道路用砕石)
■単粒度砕石S20(5号)(2013) (JIS A 5001 道路用砕石)
■単粒度砕石S13(6号)(1305) (JIS A 5001 道路用砕石)
■再生路盤材 3010  (再生路盤材をふるいわけしたもの)
■再生路盤材 2005  (再生路盤材をふるいわけしたもの)

適用構造物

下記①~③の条件を全て満足する建築物

適用構造物 ① 地上3階以下
② 建築物の高さ13m以下
③ 延べ面積1500㎡以下(平屋に限り3000㎡以下)
下記のその他構造物
長期接地圧150kN/㎡以下の構造物とする(擁壁、ボックスカルバート、橋台等)

施工完了までの流れ

  • STEP1 基礎伏図・建築図面

    平面図・基礎伏図等から建物の位置を確認し、5ヶ所程のポイントを決めて現地の事前地盤調査を行います。
    ※敷地面積により5ポイントを超える場合があります。

  • STEP2 地盤調査(SS試験)0.5日

    建物の安全性を確認するために、スクリューウエイト貫入試験方法(旧スウェーデン式サウンディング試験方法)を用いて調査します。

  • STEP3 設計・お見積り

    地盤調査の結果から、現地の地盤・土質・地耐力などのデータにより、地盤改良の有無を判断し、設計・お見積りを行います。
    敷地履歴・土質・地耐力などのデータ及び情報により、地盤改良の有無を判断し、設計・お見積りを行います。
    施工前、当社では専門設計者による安定計算書に基づくパイル配置図をお見積りと一緒にお渡ししています。

  • STEP4 施工 2~3日

    • 1.HySPEED(350)先端ヘッド設置

      砕石パイル芯位置に先端ヘッドをセットします。

    • 2.貫入

      ケーシングを回転させ、予定の深度まで貫入します。

    • 3.天然砕石投入

      砕石投入ホッパーを使用してタンク上部より天然砕石を投入します。

    • 4.パイル構築

      ケーシングを貫入時と逆に回転させ、周囲の地盤に圧力を掛けながら砕石パイルを構築します。
      設計補強深度到達および貫入孔底部の反力を確認した後、50cm程度引き上げながら左回転にて先端を開放し、砕石を排出します。

    • 5.完成

      砕石パイルの完成です。
      十分に締め固められた砕石パイルは、周辺の地盤へ食い込むため、ケーシングの直径よりも大きく仕上がります。

    • 6.施工管理

      施工後、当社では現場チームから
      ①掘削深度および砕石投入量
      ②各工程段階の写真
      ③砕石パイル施工図
      を一式として報告書をお渡ししています。

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